長女の爪問題が解決。ダブルで追い詰めていたのかも。

小学校に上がってから、急に伸び始めた長女の爪。

 

保育園時代は、一度も切ることはありませんでした。長女の爪を見るといつも短い。決して噛んでいるわけではないのですが、自分で自分の爪をカリカリとむしって短くしていました。

 

それを心配した私たち夫婦は、時に説得し、時に叱りつけ、何とかその癖を治そうと必死でした。しかし、結局、保育園の3年間は治りませんでした。

 

それが、小学校に上がった途端に爪をカリカリむしる癖が治りました。一時的なものだったんだなと安心していたところ…。

 

昨日、次女が保育園に行く途中で急に、爪を切ってないから帰る!と言い始めました。10日間の連休で心の充電が出来た次女は、楽しそうに保育園に通っていましたが、連休明け3日目の事です。

 

次女は頑なに拒みます。

長女とは違い、親がなんと言おうと自分の思い通りにならないと大泣きしたり、座り込んだり何が何でも自分の意見を通そうとする性格です。

 

先生にはママが切るのを忘れたと謝るから!と説得してもダメで爪を切るまでは絶対保育園に行きそうになく、しかたなく近くの薬局で子供用の爪切り(←ハサミしか持ってなかったのでちょうど良かったし)を購入し、保育園に行く前に爪を切ってあげることにしました。

 

※下の子が居るので、泣き叫び逃げ回る次女を抱き抱える事も出来ず次女の思いを通すしかありませんでした。しかも、車がないので毎日30分の徒歩通園。生後5ヶ月の息子もいて、保育園を目の前に一度帰るという選択肢はなく…。

 

結果的に爪を切ったらすんなりと保育園に行ってくれました。

 

子供達の通う保育園は、この地域ではとても厳しいと評判の保育園です。保護者への連絡も全てではありませんが子供を通してじゃないと伝えてくれない事もあります。「爪を切っておいで。」という事も自分で親に伝えて切ってくるまでは、毎日のように怒られたんだと思います。

 

次女は、自分の気持ちを親に伝える能力が長けています。しかし、長女はとても苦手でした。毎日のように、今日保育園で何した?と聞いても「ん〜、分からん」の会話が3年続きました。

 

長女の性格を考えると怒られた時には反省しても、親に伝えるまでには忘れていたんだと思います。

 

爪の事で、保育園では先生に、家では両親に怒られていた3年間。

 

無意識ではあると思いますが自分なりに日々爪を短くする事で自分を守っていたのではないか、保育園と家のダブルで追い詰めていたのだと卒園してから気がつき、本当に申し訳なく長女の気持ちを考えると涙が出ました。

 

爪問題に気がついたのも、いつも我を通し親を困らせてばかりの次女のお陰です。

 

3年間頑張ってくれた長女と、我を通す性格の次女に感謝した日でした。

 

そして、性格の違う子供達。一人一人をよく見て、その子その子のちょっとしたSOSに気がつける親になりたいと強く思った日でした。